写真・年表に見る京都ホテル100年の歩み

1961(昭和36)年―1970(昭和45)年

1961
(昭和36)年
  • 3月1日 南館増改築工事完成。地下1階、地上9階、塔室2階。客室数合計215室
  • 7月31日 ライシャワー米大使夫妻歓迎のための京都・ボストン委員会レセプションを京都ホテルで開く
  • 8月13日 京都ホテル元社長竹上藤次郎死去(74歳)
  • 9月 ソ連観光団一行来館

■この頃から、結婚披露宴予約に力を入れる

1962
(昭和37)年
  • 3月 エカフェ出席の17ヶ国代表一行来館
  • 4月5日 発行済株式総数を378万株、資本金1億8,900万円に変更
  • 8月17日 国立公演大会出席のため、皇太子明仁親王殿下・同妃美智子殿下(当時)志賀高原ホテルに来館
  • 9月 日本航空南回りヨーロッパ線招待客第一陣来館
  • 11月7日 ロータリークラブインターナショナル会長歓迎会を開催

■この年、金融引締政策、コレラ禍、キューバ危機により、観光客のキャンセル相次ぐ。東京オリンピック需要を予想して、京都府・市・商工会議所が洋室客室の改装に100億円の融資を斡旋

1963
(昭和38)年

■外国人観光客の受け入れ施設がパンク状態との議論。一方、オリンピック観光で入洛外国人は12万人との予想。国賓の来館盛ん

1964
(昭和39)年
  • 6月28日 外食事業の先駆けとして京都高島屋の2階にレストラン「ローズルーム」をオープン
  • 7月16日 京都ホテル労働組合、スト突入寸前に至るが回避
  • 9月 ハイヤー営業認可
  • 11月7日 京都ホテルハイヤー営業を開始

■この頃、東京オリンピック開催。オリンピック関係の入洛外国人観光客は、約7万名と予想を大幅に下回る。東海道新幹線による日帰り客の増加が一因との議論

1965
(昭和40)年

■オリンピック後のホテル過剰時代を迎え、競争が熾烈に

1966
(昭和41)年
  • 5月10日 洛陽食品(株)設立
1967
(昭和42)年
  • 6月25日 新館増築起工式行われる(大阪万国博に備えて)

■ポンド切り下げ、ベトナム戦争、中東戦争などで、外国人観光客減少

1968
(昭和43)年
  • 12月24日 ロミ山田のクリスマスディナーショーとダンスパーティー
1969
(昭和44)年
  • 3月1日 北館増築完成。客室総数517室に
  • 10月1日 京都証券取引所に株式を上場

■この年、創業80周年を迎える

1970
(昭和45)年
  • 4月5日 佐藤栄作首相、京都ホテルで記者会見
  • 12月 内山田洋とクールファイブによるクリスマスデイナーショー

大阪で万国博覧会、開催

<1961-1970>

■世相

所得倍増と高度経済成長。今日の日本のスタートはこの時代にあるといってもよさそう。レジャーブームが世をおおい、ささやかな休日が無上の喜びに思われた。

東京オリンピック、大阪万国博の2大イベントが、この時代のほぼ真ん中と最後を飾っているのは象徴的だといえよう。無論、学生からの意義申し立て=安保闘争も同時代の出来事なのだが。

■流行語
  • レジャー
  • インスタント
  • プライバシー
  • わかっちゃいるけどやめられない(植木等)
  • 不快指数
  • 無責任
  • 関係ない
  • 巨人・大鵬・玉子焼き
  • サユリスト
  • 小さな親切
  • ハッスル
  • 3ちゃん農業
  • バカンス
  • 根性
  • ウルトラC
  • OL
  • シェー
  • アイビー
  • しごき
  • 全学連
  • ヒッピー
  • フーテン
  • 核家族
  • ミニ
  • サイケ
  • 蒸発
  • 昭和元禄
  • ハレンチ
  • タレント議員
  • 造反有理
  • 断絶
  • オー、モーレツ
  • 歩行者天国
  • ビューティフル

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